ご挨拶

美しい日本語が消えゆく前に

はじめまして。

美文体研究家の末次鴻子と申します。

私にとって言葉とは、宝石のようなものです。

1単語1単語が、まるで一粒一粒輝き、

煌き放つダイヤモンドのように見えるのです。

私の美文体研究は20数年前、

縁あってたまたまコピーライター

という職業に就いた頃から始まりました。

同じ内容の文章でも書き手によって微妙に、

ときには大きくその印象が違ってきます。

「なぜ、書き手によってこうも印象が違う

文章になってしまうのか・・・」

「そこにはなにか法則、方程式のようなものが

あるのではないだろうか・・・」

そう考えるようになりました。

その後、日本語学者 大野晋先生の

ご著書との出会いから

日本語文法と日本文学を真剣に学びたい

とその想いが一気に加速し、

再び大学、大学院の門を叩きました。

さらに、国語教師、ライターなどを経て今。

その間も私の胸中にあったのは

美文体へのただひたすらの追究心でした。

日本語の美文体は今、

死に瀕していると

私は感じています。

日本人の日本語単語のボキャブラリーは

外来語からの新単語の洪水と、

社会全体に蔓延する効率化、短略化によって

急激に減少しているように感じます。

さらに

誇大表現や誤表現に対する

日本語使用者の不感症化によって、

日本語と日本文体は

その本意形を歪に捻じ曲げられ、

結果的に日本人の読解力までも

劣化の一途を辿っていると感じます。

このサイトは、

古き良き正確性の残る美しい日本語と美しい文体、

そして新しく生まれた新美語、美しい表現を

後世まで記録することを目的とした

いわば「日本美文体の保存庫」という

位置づけとして創りました。

「日本美文体研究保存協会」と

語尾に「協会」という

団体名称を付随させたのは

私と想いを同じくする

美文体偏愛者、つまり同志が

ひょっとしたらこの世界に

1人、2人は存在するかもしれない、

もしそうであるならば、ぜひ一緒に

美しい日本語や美文体について語り合いたいという

淡い期待から発しました。

美しい日本語日本文体について

私と一緒に議論したり面白がったり、

感動を共感し合いたいという方は

ぜひ当協会までお問い合わせください。

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

日本美文体研究保存協会 会長 末次 鴻子