A それはとてもいいことだと思います。
B それはとてもよいことだと思います。
近年、A、Bの区別はなくなりつつありますが、
元は「良い(よい)」という形容詞。
「いい」は、あくまでも「良い」が砕けた話し言葉であり、
「いい」という形容詞はありません。
つまり、
「いい」は正式な日本語としては
存在していないのです。
ですから、
丁寧に書きたいときには、
やはり「よい」と書きましょう。
そういう私も、
最近は場面によって
「いい」と書くことがあります。
それは会話文の中が典型的です。
「とても気持ちのいい朝ですね」
「ほんとに気持ちいいですね」
という場面で、
“いい”を、わざわざ”よい”とは書きません。
リアリティが削がれてしまうからです。
ついでに付け加えると、
「良い」を漢字で書くことも減ってきましたね。
「よい」と、ひらがなで表記したほうが、
特にブログでは、柔らかく垢抜けた印象を与えます。
こんな細かな部分にばかり
気を取られている人は、
一般には少数派だとは思います。
しかし、このように細部までこだわるかどうかで、
文章全体から受ける印象が大きく変わってくるのです。
特に、セールスブログを書く方は、
読者は潜在的消費者と捉え、
できるだけ上質な表現を使用することで、
上質なお客様との出会いにつながっていくのだ、
と心得ていただきたいです。